低血糖症が過食の原因

低血糖症と過食過食を引き起こす低血糖症

みなさん『低血糖症』という言葉はご存知ですか?
あまり聞いたことがないかもしれません。
では、『糖尿病』という言葉はご存知ですね?

糖尿病は、インスリンが分泌できない、または効きが悪くなってしまうために血糖値が高くなってしまう病気です。血糖値が高いままでいると、全身の毛細血管が傷つき、網膜症や腎障害、神経障害などの重篤な合併症を引き起こすことが知られています。
その反対が低血糖症で、インスリンをたくさん分泌する、または効きが良すぎるために血糖値が乱高下する、または低い状態でとどまってしまう病気です。

  • やる気が起きない
  • うつ症状がある
  • 朝からだるい
  • 疲れやすい
  • いつでも眠い
  • イライラする
  • そして、過食症

これらの症状は、低血糖症が原因で起こる典型的な症状です。
低血糖症では内分泌系や自律神経系の混乱を招き、上記のような『精神的』にも『肉体的』にもさまざまな不快な症状を引き起こします。
低血糖症と糖尿病は、一見まったく正反対の病気にみえますが、どちらも「血糖値のコントロールがうまくいかなくなる」という意味では同じカテゴリーの病気だと云えるでしょう。
そして大切なのは、この低血糖症が過食症状を引き起こしている直接の『カラダの原因』であることです。

つまり、低血糖症がなければ過食症状は起きません。
過食症状がある患者さまはよく「スイッチが入ってしまうと食べることを止められない!」と訴えますが、これはまさに低血糖症の症状です。
それまでは我慢に我慢をかさねて食べないようにしていても、一旦スイッチが入ってしまったら自分で自分をコントロールすることなどは不可能です。目の前にある食べ物を手当たり次第に食べまくり、ハッ!と我に返った時には家じゅうの食べ物はなくなっています。

「ああ、またやってしまった。。。。。。」

そんな自分を責め「意志の弱い人間。。。。」とか「ダメな人間。。」だと落ち込みます。
そんな自分に、一番イライラして、強いストレスを感じています。

過食症状はまさに典型的な低血糖症状であり、自律神経とホルモンがおこなっている生存本能ですから、自分の意志をはるかに超えてコントロールなどできません。
過食してしまうのは、けっして『意志』が弱いからではなく、カラダの症状なのです。
そんなときに「だらしが無い。甘えてる。根性がない。」などと、周りの家族が非難したらいけません。けっして過食症の患者さまの意志が弱いのではなく「低血糖症がそうさせている」という理解が必要です。

しかし残念ながら、日本では低血糖症は一般的には知られていません。
アメリカでは低血糖症は「コモンディジーズ(どこにでもある病気)」と呼ばれおよそ4千万人の患者数が推定され、一般的な病気として認識されています。
それに対し日本の医学会では未知の病気であり、医学部の教科書にも載っていないため、多くの医師はこの病気の存在すら知りません。
このため、ほんとうは低血糖症が原因で過食症状に苦しんでいるのに、抗うつ剤などの投薬治療や心理カウンセリングなどが標準治療としておこなわれています。当然ですが、根本液な解決にはならないことは、いうまでもありません。
本サイトでとりあげる低血糖症とは『機能性低血糖症』を指し、すい臓の機能失調が主な原因でおこる疾患であり、『栄養療法』と正しい『食事療法』、そして腸内環境を整える『免疫療法』を中心とした治療で改善が可能です。